本日ご紹介するのは「Selenite (セレナイト)」のモデルです。

今年６月に台湾でデビューしたばかりの新ブランド。

デザインに芸術的な要素を落とし込み、数量限定・シリアルナンバー入りと特別感満載なフレームになっています。

 

col.002　グレーデミ

青みのあるグレー生地をベースにデミ柄(べっ甲柄)が入った希少なセルロイド素材のボストンフレーム。

 

レンズサイズは44㎜とやや小さく感じますが、ブリッジと智元に十分な長さを取り、お顔に乗せた際には収まりよく設計されています。

キーホールブリッジでクラシックな印象もプラス。

 

タイトルにも書きましたがSeleniteは透明石膏という意味です。

このフレームは石膏像の面取り像を表現するために、敢えてセルロイドの艶を削り落としています。

写真でも見て分かる通り、フレームの外周とレンズ周りの内枠が面取りされています。

この加工はデザイナー自らが一本一本施している加工です。

 

またフロント分部の奥行きのある透明感は、表面に透明な生地を張り合わせることで演出しています。

 

テンプル部分表面にも薄っすらと柄が入っています。

また耳にかける部分にのみ入っている芯材には美術技法のスッパタリングが施されています。

 

左テンプルの先には油絵などを描く際、キャンパスに張る画布を固定する”キャンバスタックス”を使用。

生産数200本限定。シリアルナンバーは”017”です。

鼻パッドには《嘘と芸術》の文字が。

フランスの作曲家ドビュッシーの有名なセリフ「芸術とは最も美しい嘘のことである」から引用しています。

 

世界でも有名な英雄や人物がモデルとなり作られた石膏像。

その石膏像が着用するメガネをイメージしてデザインされたフレームです。

その為Seleniteの眼鏡作品名には、モデルとした石膏像の名前が付けられています。

 

新たなアプローチ、数量限定という特別感も是非堪能してください。

スタッフ(ロωロ)