本日ご紹介するのは「RIMSYNC(リムシンク)」のモデルです。
眼鏡の聖地・鯖江にてメタルリム製作を専門とする工場、リム精工が手がける新作フレーム。
クラシックな空気感と、工場発ブランドならではの技術力。
その両方をしっかり楽しめる一本です。

col.005 ブラウンデミ
ややオーバル寄りのボストンシェイプ。
前回ご紹介したモデル「RE-101」と同じ独自構造を採用しながら、こちらはツーブリッジ仕様でより個性が際立つデザインに仕上がっています。

顔なじみの良いシェイプながら、上部に渡されたバーが全体を引き締め、ほどよい緊張感を加えています。
ツーブリッジと聞くと強い印象を想像される方も多いですが、このモデルは線が細く主張しすぎません。
クラシックさと軽やかさのバランスが絶妙です。


このフレームの最大の特徴は、プラスチックのリム枠へ穴を開け、そこへメタルリムを通してネジ留めする特殊な作り。
通常のセルワッパとは逆転した発想で、金属リムを知り尽くした工場だからこそ実現できる構造です。
見た目の新鮮さだけでなく、高い精度と手間が必要な一本でもあります。


細部の装飾にも注目。
上部バーには細やかな槌目のようなテクスチャーが施され、金属らしい質感をさりげなく演出。
メタルリム部分にはランダムに連なる円模様の彫金柄が入り、角度によって繊細な陰影が浮かびます。
派手ではないのに、近くで見るほど丁寧さが伝わる仕上がりです。


からーはブラウンを基調に赤みや琥珀色が混ざる生地柄は、どこか恐竜の鱗を思わせる表情。
鯖江のある福井といえば恐竜でも知られる土地だけに、そんな連想まで楽しめる遊び心あるカラー。
クラシックな形に、少しロマンを足してくれます。



RIMSYNCは、見た目だけでは終わらないブランドです。
構造、技術、意匠、その全てに理由がある。
普通のクラシックフレームでは少し物足りない方へ、掛ける楽しさと語れる面白さを兼ね備えた一本です。
